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ビルマ語ってどんな言語?③~声調編~

ミンガラーバー!

インターン生の塚谷です。

 

今回は、ビルマ語の声調について書いていきたいと思います。

皆さん、声調とは何かご存じですか?一般的には日本語は声調を持たないので、もしかしたらご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

声調とは、一音節における声の高さの変動のことです。

例えば、「あ」「あ⤴」「あ⤵」のように、語尾が上がったり下がったりすることで、それぞれの言葉の意味が変わるというものです。

ミャンマー語にはこのような声調が3種類あり、それぞれ「下降調」「低平調」「高平調」と言います。

 

①下降調

 下降調とは、高音から急激に下がる音のこと。

 例えば、 စ /sa./ は「始める」

 

②低平調

 低平調とは、低音で平らな音のこと。

 例えば、 စာ  /sa/ は「文字、言葉」

 

③高平調

 高平調とは、高音で平らな音のこと。

例えば、 စား  /sa:/ は「食べる」

 

このように文字で見ると、違いが分かるので意味の判別が簡単ですね。しかし、ビルマ語を聞いたり話したりする際に、聞き分けや言い分けが難しく、慣れるまで苦労するのがこの声調というものです。僕自身もビルマ語を勉強し始めて3年ほど経ちますが、未だに苦労しています、、

ただ、タイ語やベトナム語などの言語には、これ以上に声調の種類があるので、それらに比べればまだ易しいと言えるかもしれませんね。

 

以上、ビルマ語の声調についてお伝えしてきました。このブログを通じてビルマ語に興味を持っていただけたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

塚谷