花粉症の季節
支援員の杉原です。
ミャンマーから来日して約2年が経つ40代男性の支援を行いました。日本での生活にも徐々に慣れ、日常にも馴染んできている様子がうかがえます。
今回は、「頭が重い、のどがかゆい、鼻水が出る、少し咳があるが熱はそれほど高くない。風邪をひいたと思う」との連絡がありました。病院を受診したいが、初診の問診票の記入に不安があるため、同行してほしいとの依頼でした。
確かに外国人にとって、問診票の記入はハードルが高い場合があります。最近では英語やタイ語、ベトナム語などに対応した問診票を用意している医療機関も増えていますが、今回はミャンマー語の書類は用意されていませんでした。
一方で、医師や看護師がスマートフォンの翻訳アプリを活用し、患者と直接コミュニケーションを取る場面も増えており、双方にとって安心して治療を受けられる環境が整いつつあると感じました。
今回の症状からは花粉症の可能性が考えられましたが、ご本人は日本特有の「花粉症」という状況をご存じない様子で、ご自身では風邪だと思い込んでおられました。「頭が重い、鼻水が出る、のどがかゆいといった症状は、アレルギーの可能性もある」という診断に、不思議そうに首をかしげていました。
日本では、花粉が飛散する季節にアレルギー症状が出る人が一定数いることをお伝えすると、
「ふうん」というリアクションと、「今まで感じたことが無い症状だったので、変な風邪にかかったと思い、怖かった」というお話に改めて、日常的に当たり前と感じていることでも、他国から来られた方にとっては未知であり、不安につながることがあると改めて実感しました。今後も、一人ひとりの不安に寄り添った支援を行っていきたいと感じています。
