自己紹介
はじめまして、本日から3カ月間ほどリンクトゥミャンマーのインターンシップに参加させていただきます、物井海徒(ものいかいと)と申します。よろしくお願いいたします。
私は21年に東洋大学の国際学部を卒業しました。大学では幅広く国際分野に関係する講義を受けてきましたが、なかでもキリスト教とイスラム教に関する宗教学の授業を数多く受けてきました。卒業後は1年半ほどテレビの報道現場でビデオエンジニアという仕事をしてきました。具体的には映像取材を担当する部署で、音声収録や照明の組立、放送センターとの回線接続などの業務に携わってきました。
趣味は銀塩写真の撮影、現像、プリントです。モノクロフィルムを使った写真表現に惹かれ続けています。
インターン参加の理由
私がリンクトゥミャンマーのインターンに参加した理由は、在学中に学部で学んできたことと報道現場での勤務経験を活かして在日外国人の定住支援に携わってみたいと考えたためです。
在学中、宗教理解に関するゼミを受けていた際には国内にある複数のイスラーム施設に足を運びました。そこでは欧米の価値観ばかりを受け入れてきた日本において、在日ムスリムの方がこれまで受けてきた差別や偏見の数々を知り、「異文化」理解の難しさを改めて目の当たりにしました。イスラームと聞くとテロや女性蔑視といったネガティブなイメージと安易に結び付けられやすく、それにはメディアによる報道の仕方にも責任があると感じました。
もともと戦争報道への関心から国際協力に興味を持ったこともあり、卒業後はテレビの報道局に勤務しますが、取材先から取材先へと転々とするなかで、改めてテレビ局の報道姿勢に疑問を抱くようになりました。ニュースにするということは演出を加えてコンテンツにするということであり、報道「される」側からの目線も忘れてはいけないと思います。今後自分自身も社会問題の解決に携わりたいと考えている人間として、「伝える」ことの暴力性に対しては強く自覚的でなければならないと考えています。
日本に住まれているミャンマー人の方の定住支援であっても、常に「される」側からの目線を忘れずに携わらせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。