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インターンシップを終えて

 

皆様こんにちは。

インターン生の鋪田と申します。

 

本日をもって、NPO法人リンクトゥミャンマーでの2週間短期インターンを終了いたしました。短い期間でしたが、インターンでの経験を通しての学びを、この場をお借りしてご報告させていただきます。

 

▼インターンシップに参加した理由

私がインターンシップに参加しようと思った理由は以下の3つです。

 

1.NPOでの実務的な業務経験を積みたい

国際協力に関心があり、将来は開発支援に携わりたいと考えています。リンクトゥミャンマーでのインターンを通して、NPOでの実務的な業務経験を積むことができる考え応募に至りました。

 

2.多文化共生に関心があり、在日外国人の支援に携わりたい

在日外国人が増えていく中で、お互いの異なる文化を認め合いながらともに生きるために、どのような支援が必要なのか、そして私たち日本人が、どのような視点を持って接したり活動したりする必要があるのかを学びたいです。

 

3.ミャンマーのために何かしたい

今年2月から今もなお続いているクーデターに心が痛みます。ミャンマー人との交流経験があることから、ミャンマーのために何かしたいという思いが強くありました。インターンでの活動を通して、ミャンマーの人々に貢献したいと考えています。

 

 

経験させていただいた業務

・定住者支援

(コロナワクチン予約代行、仕事探し、食料支援、永住権申請書類作成の補助等)

・ミャンマー語ごみ分別資料集作成

・助成金や奨励賞の検索、書類作成業務

・広告作成業務

 

 

活動を通しての学び

事務作業から、直接的な支援まで、幅広く経験させていただきました。事務作業では、助成金獲得のためにどのように書類でアピールしていくのか、イベント宣伝のためにどのように広告を作成し、どうターゲットを絞るのかなど、NPOを運営する側に立った新たな視点を身につけることができました。

様々な活動の中でも特に、受益者の方々との交流は大変貴重なものでした。仕事探しや実際の交流を通して、見落とされがちな在日外国人の方々が困窮している現状を知ることができ、その危機感を身に染みて感じました。

 

また、在日外国人の方々の一人ひとりの日本語レベルや生活状況はそれぞれ異なったものであり、「在日外国人」と一括りにするのではなく、その人に適した活動を行うことが重要であることを学びました。

リンクトゥミャンマーは、一方的で短期的な支援ではなく、受益者と支援者の知恵を結集して、ゆくゆくは自立することを目標にした持続可能な方法で支援を行っています。どこまで支援を行うか、その判断や実践は難しいことも多いですが、一人ひとりと向き合い、お互いを尊重し、一緒に何ができるかを考えていくことが大事だと思いました。

 

さらに、これまでの生活で気が付くことのできなかった在日外国人が抱える問題や、在日外国人を支えるための制度や環境が十分とは言えないという課題も見えてきました。多様性のある社会の実現に向けて、まだまだ残された課題は多くあると思います。日頃から、様々なことに関心を寄せながら、別の視点から物事を考えるように心がけ、物事を多角的にみる視点を養いたいと感じました。

 

 

終わりに

今もなお全世界で猛威を奮っている新型コロナウイルスですが、国内においてその影響は、日本国民のみならず、在日外国人にとっても深刻なものとなっています。言語の壁や文化・所属コミュニティの特性の異なる在日外国人が、日本社会の中で孤立しないように、あらゆる支援から取り残され無いようにするために、そして日本人と外国人の共生社会実現のために自分ができることは何か、これからも考え続け、行動に移していきたいと思います。

 

理事長の深山さんをはじめ、事務局のスタッフの方々には大変お世話になりました。

リンクトゥミャンマーでの学びを、自身の今後の活動、そして社会貢献につなげていきたいです。

本当にありがとうございました。

 

インターン生 鋪田今日子