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グローバル社会を支える異文化理解へのヒント

  初めまして、リンクトゥミャンマーでインターンシップをさせていただくことになりました李茜です。

 

  自己紹介:私は小学生の時に来日し、それから日本の教育を受け、現在大学三年生です。帰宅すると家族間の会話は中国語で、外出すると日本語で会話をする日常でした。時には、日本と中国の習慣や文化の異なる部分を経験して、自分と他人との違いに折り合いを付けながら、暮らしてきました。

 

    私は深山沙衣子さんが著作した「ミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール」を読み、思ったことを書かせていただきました。また、この本を通じて、大学で海外ビジネスに関心を持つ友達ができたので、とても良いプレゼントをもらいました。

 

   ビジネスは非常に複雑で千変万化なもので、学生の私にとって、具体的な想像が付かなかったです。しかし、40のルールを読んだことで小さな知識が点となり、点を繋げた一つの図となって、ビジネスの一角を覗けたようでした。

 

  多くの場合、ビジネス活動が頻繁の国同士は国際文化交流も盛んに行う傾向があります。人と人で経済を動かしていることを忘れずに、異文化理解や相手への配慮を配ることが海外ビジネスの鍵になります。国の文化や環境によって価値観が異なるため、その国とビジネスを展開するならば、ある程度の事前調査をした方が望ましいと考えます。

 

  一番大切なのは、目の前にいる相手を尊重しながら、自分の要求と相手のそれとを協調させながら、物事を進める姿勢を保し、お互いを認め合うことが大切です。また、ビジネス社会においては、ルールを遵守することも重要である一方、現場調査や情報収集を基により柔軟な対処が求められます。最後に、行動しない限り何も始まらないので、動き出すことが重要です。

 

  その一方で、グローバル社会が日々に深まっている中、日本の少子化・高齢化が浮き彫りになっています。労働力不足を解消するために、外国人の移民や労働者がますます増加している現状です。異文化理解はビジネスだけでなく共生社会を構築するのに必要なことです。異なる国籍の人たちは互いの文化を尊重し、差異を受け入れることで、物事がより円滑に進みます。

 

  そして、第一歩は外国人との交流を恐れず、相手にとって重要なことを理解しようとする心が大事です。また、交流を行う際に、相手の違った価値観や考え方とぶつかることも生じますが、理解できなくても尊重する心を忘れてはいけないのです。より良い未来のために、私たちは共生社会の構築に向かって一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

  今でも覚えていることですが、当時は10歳のある冬夜に、お腹を痛めてしまい、お腹を抑えながら苦労して歩いた記憶があります。その時に、60代の方が言葉を交さなくても、温かい飲み物を買ってくださり、大丈夫ですかとお声かけしてくれました。その瞬間、涙が出るほどの感謝の気持ちを忘れられません。

  このことの影響を受け、私は電車の中にお年寄りが立っていると見かけたら、席を譲っています。また、外国人の方が電車の乗り換えに困惑した時に積極的にお声をかけしました。このように、自分ができる些細なことを彼らのヘルプになれたら、とても嬉しく感じてます。

  まずは、お困りの外国人を見かけたら、優しく「大丈夫ですか」とお声かけしたらどうでしょうか。彼らは恐らく感謝し、日本人に対してより良い印象を残すでしょう。好意を持って接することは不安ばかりの外国人にとって、日本社会で起きた困難なことに立ち向かう勇気を与えるでしょう。周囲にいる外国人の存在を意識しながら行動を起こすことは、共生社会を構築する際に大切であると考えます。

 

  最後まで読んで頂き、ありがとうございました。